ウエイトリフティングのアジア大会代表選考を兼ねた全日本選手権が31日、名古屋で行われた。男子88kg級に出場した早稲田大学の東楽映(20)がスナッチ、クリーン&ジャーク、トータル、全てで大学新記録をマークし、優勝を果たした。女子69kg級では宮越由依(24、宮崎県スポーツ協会)男子94kg級では西川勝之(22、MRSアスリート)が頂点に立った。
ウエイトリフテイングはスナッチとクリーン&ジャークの2種目を3回ずつ行い、それぞれの最高記録を合計し、順位を競う。スナッチはバーベルを床から一気に頭上に持ち上げ、クリーン&ジャークはバーベルを一度肩まで引き上げ、それから頭上へと持ち上げる。
男子88kg級に出場した東は東京五輪金メダリストで日本ウエイトリフティング界のレジェンド三宅義信氏(86)の合宿にも参加経験のある若手のホープだ。スナッチでは2回目に大学新記録の155kgを挙げると、続く3回目には160㎏に成功。自らが打ち立てた記録をあっさり5kgも更新して見せた。クリーン&ジャークでは1回目から193㎏の大学新記録に成功。重量を7kg上げて挑んだ2回目は失敗した。東は最終3回目も200kgに挑戦。肩まで上げたバーベルを頭上へと掲げた。当然トータルの360kgも大学新記録。圧倒的なパワーを見せつけた東が全日本王者に輝いた。
女子69kg級に出場した宮越は前日に男子71kg級を制した宮本昌典(29、宮崎県スポーツ協会)と所属が同じこともあり、ともに切磋琢磨している。昨年世界2位に輝いた宮本の技術はもちろん練習量なども参考に力を磨いてきた。宮越はスナッチ99kg、クリーン&ジャーク126kgを上げトータル225kg。2位との差がわずか3kgという接戦を制した。
男子94kg級の西川はスナッチ165kgに成功するとクリーン&ジャークでは202kgを挙げた。最後に挑んだ207kgの日本記録には失敗するもトータル367kgをマーク。2位に50kg近い差をつけ、優勝を果たした。
【男子88kg級 結果】
1位 東楽映 S 160kg、C&J 200kg、T 360kg
2位 原勇輝 S 144kg、C&J 186kg、T 330kg
3位 宍戸大輔 S 140kg、C&J 182kg、T 322kg
【女子69kg級 結果】
1位 宮越由依 S 99kg、C&J 126kg、T 225kg
2位 瀬川瑠奈 S 96kg、C&J 126kg、T 222kg
3位 田中美奈 S 93kg、C&J 120kg、T 213kg
【男子94kg級 結果】
1位 西川勝之 S 165kg、C&J 202kg、T 367kg
2位 矢葺士 S 150kg、C&J 170kg、T 320kg
3位 長谷胤午 S 140kg、C&J 170kg、T 310kg
※S=スナッチ、C&J=クリーン&ジャーク、T=トータル

















