被災した山を元の森林に・・・西日本豪雨からまもなく8年

被害が大きかった東広島市の山では、治山事業が進められています。

斜面の不安定な土砂を固定し、水路などの工事もしています。被災した山を、元の森林に戻すための取り組みです。

広島森林管理署 山地災害復旧対策室 藤原誠室長
「登ってくるときに気づいたかもしれないが、シカのフンが結構ある。治山対策で問題がシカ。マットを張って緑化しても、すぐ食べてしまって裸地化するところもある。シカの被害地が雨で崩れることもある」

広島国際大学 小渕媛子さん
「この状態になるまでに、どれくらいかかった?」

広島森林管理署 山地災害復旧対策室 藤原誠室長
「おととし施工で2年くらい。シカがいなければ、もっと草が生い茂ってくる。そこに木の種が入って木も生えて、段々と周りの景色と変わらないようになっていく」

西日本豪雨からまもなく8年―。学生たちは当時小学生でした。

広島国際大学 大田虹郎さん
「何年も経って忘れていたが、改めて自然の怖さを感じた」

広島国際大学 竹本良正さん
「災害はいつ起こるか分からない。知っておくことによって、冷静に対処できる」

広島国際大学 小渕媛子さん
「人の気持ちに寄り添えるような救急救命士になりたい」

過酷な現場で、命と向き合う「救急救命士」。佐々木教授は、過去の災害から学んでほしいと話します。

広島国際大学 救急救命学科 佐々木広一教授
「ここまできれいになってしまうと、新しく入ってきた学生たちは、こういう山なんだろうと単純に済ませてしまう。忘れてはいけない、風化させてはいけない。次世代の救急救命士を育成する上で、私は必要だと思う」