能登の食材で英気を養った若者の声が午後も田んぼに響きます。

田んぼに入った笠原さんは「うわー!マジ転びそう。うわー、やばー!」と声を上げます。

「ころがし」と呼ばれる木枠のますで目印をつけて苗を植えますが、少し曲がるだけで能登のお年寄りたちから「お前は根性が曲がっとるからや」とヤジが飛ぶ道具。

交代しながら順番に目印をつけると、いよいよ手植え再開です。

古矢さん「苗は3本ずつ植えて、1人3列担当くらいね」

和気あいあいの若衆メンバーたち。

能登若衆の会・笠原美怜さん「子供みたいな感じです。種から知ってるから、こんな大きくなったのと、なんかこれからできるのめちゃなんか楽しみ。ちゃんと成長してくれれば良いなっていう、良いコメになってくれれば」

能登若衆の会・古矢拓夢代表「苗作りからやってるってのもあるので、普段普通に食べてる白米がこんなマジ手間暇かかってるなって思いますね、本当に」

作業再開から約1時間半。

田んぼ1面に植えられた苗が、5月の風に揺れます。

能登若衆の会・笠原美怜さん「多分、能登の人が見たら『へったくそなー!』とか言うけど、でも、楽しかったらok。なんか、この品種、この植えるまでが勝負だって言われてて、ここになるまで何とかもっていかせてあげたいって大人の知見者たちがすごいいろんなこと教えてくれて、やっとこの植えられたことが結構大きな達成なんですよ。だから結構嬉しいですね」

能登若衆の会・古矢拓夢代表「いや、もう、感動っすね。やっと、ここまできたなっていう感じです。能登に来てる若い子たちがこういう1次産業というか、この能登の豊かさっていうのをちゃんと体験を通していろんな子たちがもっと能登っておもろい場所だなって知ってもらえるきっかけを作れたらなーって思ってます」

一次産業の苦労と達成感を全身で学んだメンバーたち。

繋がりを力に変えて、能登の未来を拓く若衆の挑戦は、始まったばかりです。