長崎の美しい風景を空から捉える「長崎ばーどアイ」。今週は、佐世保市の柿ノ浦漁港から、海の上を鮮やかに彩る「こいのぼり」の風景です。
恵美須島へと続く「空の道」

柿ノ浦漁港の空を見上げると、一列に連なったこいのぼりが、初夏の風を受けて悠々と泳いでいます。その数は50匹以上。

港から海を隔てた「恵美須島」まで、約150メートルにわたって続くその姿は、まるで海の上に架かった虹のようです。
豊漁の神「えびす様」に捧げる願い

この光景が見られるのは、年に一度の「えびす祭り」の時期。

漁港の対岸、豊かな緑に包まれた恵美須島には、古くからこの地域の海の安全と豊漁を見守り続けてきた“豊漁の神”えびす様が祀られています。


港から島へと渡されたロープに沿って泳ぐこいのぼりたちは、まさに地域の人々の切なる願いを神様へと届ける架け橋。
波穏やかな大村湾の青色と、色とりどりのこいのぼりのコントラストは、見る者の心を晴れやかにしてくれます。
港に響く、初夏の訪れ


漁船が停泊する静かな港内を、ドローンが上空から映し出すと、一直線に並んだこいのぼりが潮風にたなびく壮大なパノラマが広がります。


伝統を重んじ、海と共に生きる人々が繋ぐ、柿ノ浦漁港の初夏の風物詩。
空と海、そして信仰が織りなすこの美しい群舞は、今年も静かな漁港に確かな活気を与えています。
撮影: 植松 正行
音楽: 大島 ミチル「Nagasaki Green & Blue」














