長野県松本市のプラスチック部品の成形や小型家電の組み立てを手がける「三和製作所」が、関連会社とともに5月25日までに事業を停止し、破産申請の準備に入りました。

民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、破産申請の準備に入ったのは、三和製作所と関連会社のアルファPの2社です。

三和製作所はプラスチック製部品の加工や小型家電の組み立てを手がけ、美容機器やキッチン家電メーカーなどから受注を獲得し、ピーク時の2010年8月期には3億6700万円の売上高をあげていました。

しかし、主力顧客の製造拠点が海外に移されたことなどから受注環境が悪化し、業績回復に向けて自社オリジナル電気美容器の開発に注力しました。

うぶ毛シェーバーを開発し、アルファPが販売を担っていましたが、安価な海外製品との激しい競合の中、低調な収益状況が続き受注も低迷。三和製作所の2025年8月期の売上高は1900万円、アルファPの2025年4月期の売上高は3300万円に留まりました。

以降も業況の改善がみられないため事業の継続を断念したものです。

負債は三和製作所がおよそ6700万円、アルファPがおよそ5200万円の合わせておよそ1億1900万円とみられますが、今後変動する可能性があるということです。