アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を始めてから28日で3か月となります。イランメディアはアメリカとの戦闘終結に向けた覚書の草案に、ホルムズ海峡の通航の正常化やアメリカ軍のイラン周辺からの撤退などが含まれていると報じました。
イラン国営テレビによりますと、戦闘終結に向けた覚書の枠組みの草案には、イランが1か月以内にホルムズ海峡を通る商船の航行を戦闘開始前の水準まで回復させることや、アメリカ側がイラン周辺から軍を撤退させ、海上封鎖を解除することが含まれているということです。
今後、ホルムズ海峡を航行する船舶の管理については、イランがオマーンと協力して行う想定だとしています。ただ、イラン側は「具体的な検証」が行われない限り、いかなる措置も取らないとしていて、最終合意には至っていないと強調しています。
一方、アメリカのホワイトハウスはイラン国営テレビが報じた覚書の草案について、「事実無根で完全なでっち上げだ」と否定しました。
アメリカ トランプ大統領
「(イラン側は)我々が満足して合意できる段階に至っていない。だが、いずれ満足できるはずだ。合意をするか、作戦をやり遂げるしかない」
また、トランプ大統領はイランとの交渉について、合意に至らなければ攻撃を再開することになるとの考えを強調。合意の条件については「制裁の緩和や資金提供に関しては一切話していない」とした上で、「ホルムズ海峡は開放され、我々が監視することになる」と主張しました。
こうした中、アメリカ政府の当局者によりますと、アメリカ軍は27日、ホルムズ海峡周辺でイランの無人機4機を撃墜しました。「5機目の無人機を発射しようとしていた」として、南部バンダルアッバス周辺の軍事施設も攻撃したということです。
当局者は一連の攻撃について「慎重に行われた」としたうえで、「純粋に自衛のためで、停戦維持を目的としたものだ」と説明しています。
アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃開始から3か月となりますが、依然として終結の見通しは立っていません。
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