1月10日は、110番の日。

長野県安曇野市出身のアイドル・仮面女子(かめんじょし)の森下舞桜(もりしたまお)さんが県内の110番を受け付ける通信指令課の一日課長を務めました。

県警の1日通信指令課長を委嘱されたのは安曇野市出身でアイドルグループ・仮面女子の森下舞桜さん。

警察の制服に身を包み、正しい通報の仕方を実演しました。

去年1年間に県警が受理した通報は、10万3,000件余りで、このうち事件・事故など緊急の対応を要するものはおよそ7割。

残る3割ほどは「つながるか試しにかけてみた」「免許更新の手続きについて教えてほしい」など、いわゆる不要不急のものだったということです。

「110番の正しい使い方、焦らず正確に伝えて自分の身を守れるように皆さんに伝えていきたい」

県警では、「緊急の対応に支障をきたす可能性がある」として、森下さんと一緒に110番の正しい利用を呼びかけました。

「はい、緊急通報110番です事件ですか事故ですか?」

日夜、県民からの通報に対応している通信指令室。

事件・事故の早期解決に極めて重要な役割を果たす初動捜査の肝となります。

これまでは、通報者の話の内容が頼りでしたが、新たなシステムの運用が始まっています。

(レポート)「通報した際に警察から動画提供を求められるとこのようなメッセージが届く」

110番映像通報システム、

2022年10月から試験的に始まりました。

スマートフォンで通報すると、電話がつながった状態で警察からショートメールが届き、そのメールの指示に沿って撮影。

すると…。

「動画でこうした事故の状況を送ると通信指令課のほうに映し出されます」

動揺してうまく状況が伝えられないといった場合でも通報者が撮影する映像を通してリアルタイムで現場の状況を把握することができます。

システムの本格運用は2023年4月からで県警ではより正確で迅速な初動捜査につながればと期待しています。

警察では、近所の問題や警察への相談などは最寄りの交番・警察署へ、いざというときはためらわず110番通報してほしいとしている。