■周りの人に支えられ「大変な思いはしなかった」

井上さんは、孫の写真を父・与吉さんに向かって掲げたそうです。

井上咲子さん「父にとってはひ孫ですよね。こんなに大きくなったよということを見せたかったの」

Q.戦後、母と父について話した?
井上咲子さん「そんなに話はしなかったような気がする。(父と母は)半年ぐらいしか生活していないのに父親がどうだっけとかは聞いて悪いような気がして聞かれなかった。母に対してちょっと可哀そうだなと」

戦争の記憶は家族の中でも長く語られないままでした。

井上咲子さん「私は全然大変な思いはしなかったです。こんなことあったらおかしいんだけど、(母は)勤めていて母親の実家も農家で食べ物もあるし、学校に行きたいからっていってもじゃあ行っていいよって。周りの人には本当に感謝しかないですね」