線状降水帯発生の呼びかけ精度は? 情報が出た時点で大雨に警戒
ここからは、線状降水帯に絞ってお伝えしていきます。2022年度から2025年度まで、線状降水帯が何回発生したかという気象庁のデータをみてみましょう。

【線状降水帯 発生実績】(気象庁)
●2022年度:11回
●2023年度:23回
●2024年度:21回
●2025年度:17回
だいたい、単年度で20回前後発生していることがわかります。

このうち、線状降水帯発生予測情報が呼びかけられたのは▼2022年度が3回、▼2023年度が9回、▼2024年度が8回、▼2025年度が12回でした。2025年度の捕捉率は約71%と、精度が上がってきています。
一方、単年度で何回予測情報が出されたのかというと、80回以上出されています。2025年度の適中率は約14%となり、これだけ見ると低いと思われるかもしれませんが、その見方を変えていただきたいデータがあります。

2025年の線状降水帯の呼びかけ実績のデータでは、場所(都道府県)と、線状降水帯が実際に発生したかと、どのくらいの量の雨が降ったかが示されています。たとえば、約200ミリ降って線状降水帯が発生したときもあれば、発生しなかったときもあります。
実際に線状降水帯が発生したかどうかが問題というより、むしろ線状降水帯予測情報を出すことで、その段階でいかに危険か呼びかけていたのだといえるでしょう。この部分はすごく大事だと思います。
坂口愛美 気象予報士:
線状降水帯には、雲の形や3時間雨量などの定義があります。それも大事なのですが、「とにかく大雨になる」という予測でもあるため、予測情報が出た時点で十分に注意していただきたいと思います。














