日本人も標的に…越境する人身取引

国境をまたぐ、複雑化する人身取引。その中継地点になっているとみられるタイでは、タイ警察が国際的な情報共有を目的とした人身取引に関するデータベースを新たに整備しました。

タイ警察・タッチャイ副長官
「詐欺組織と人身取引に関するすべての情報を統合する『シールド・システム』です。(各国との)情報共有を通じて、(人身取引の)被害者がどこに連れて行かれたのか、そして犯罪組織の拠点がどこにあるのかが分かる」

カンボジアでは、タイ人だけで少なくとも数千人、さらに日本人を含む外国人を合わせると、数万人規模が詐欺を強要されている可能性があるといいます。

タイ警察はすでに、日本やインドの警察当局との連携を始めています。

息子の行方がわからなくなって1年。この間に、息子は20歳になりました。

柏秀桃さん
「息子がいれば、鶏肉や手羽先をとても喜んで食べたでしょう。奇跡が起きて、電話が鳴って、あなたの声が聞こえる日がくることを願っています」

国境を越えた犯罪の実態は依然として見えにくく、問題は深刻さを増しています。