29年ぶりの長期金利「2.8%」が意味するものとは?

今回、日本の長期金利が到達した「2.8%」。これは10年物国債の金利のことで、10年経ったらこの利子を付けて借金を返すことになります。

日銀がコントロールする「短期金利」とは異なり、長期金利は投資家の売り買い、つまり「市場の意思」で決まります。

そして「2.8%」という数値は、1997年以来のものですが、当時と今とでは、意味合いが全く異なります。

「普通国債の対GDP比」、単純にいえば、“国内で生み出された全ての儲け”に対し、国債がどれだけ積み上がっているのかをあらわす指標を見てみましょう。

1997年の普通国債は、国内の儲けの約半分だったのに対し、現在は、儲けの2倍近い170%を超えていて、借金が膨れ上がった状態です。

これほど借金がかさんでくると、「国家の信用」である国債の価値が下がるのは避けられません。それゆえ長期金利が上がってしまいます。