車なら4時間、ヘリで40分の函館市へ「迎え搬送」
この日、搬送チームがヘリで函館市に向かった。地域で不足する小児科医の不在時間をできる限り少なくする「迎え搬送」と呼ばれる手法だ。
手稲渓仁会病院小児科・こども救命センター和田宗一郎副センター長
「気道を観察し(挿管チューブの)位置の確認をして、よければそのままの長さで固定する」
通常、気道の腫れがひくのは3~4週間ほど、長期の専門的な呼吸管理が必要なため、搬送依頼だった。
手稲渓仁会病院小児科・こども救命センター和田宗一郎副センター長
「(チューブ位置は)これでいく。搬送だったらこれがちょうどいいと思う」
揺れる機内で、万が一チューブが抜けてしまえば、腫れている気道に再び管を通すことは難しく、窒息してしまう恐れも。
札幌でスムーズに治療が開始できるよう、患者の様子や治療歴を引き継ぐ。
手稲渓仁会病院の看護師
「首回りが不安定な気がする…」
搬送中の患者への影響を少しでも少なくするため万全の準備を重ねた。函館市を離陸するころには、日が傾き始めていた。
だが、陸路なら4時間余りかかるところをヘリは40分で搬送することができる。
手稲渓仁会病院小児科・こども救命センター和田宗一郎副センター長
「鎮静もうある?(あります)」
患者の男の子は、札幌で呼吸管理が続けられ、その後元気に退院していったそうだ。














