パレットは10年以上前から竹富町の4つの島の港に放置されたままとなっていて、このうち最も多い黒島では約1万枚近くが確認されています。なぜ、離島の港にパレットが放置されたままになってしまうのでしょうか。竹富町役場に聞くと…

所有者はパレットの行き先を知らない?

竹富町まちづくり課 大嵩安幸課長:
「パレットに乗ってくる荷物は畜産飼料です。一般住民の方の生活物資も来ますけど、それ以上に畜産にかかる飼料が多く入ってくることから、(パレットが)積まれて溜まっていく状況です」

「要返却」なのに…

荷物を運んで使用済みとなったパレットは港に集められますが、パレットだけを島外に運び出す輸送費を誰が負担するかが課題となっているというのです。なぜそんなことが起こるのか。

大嵩安幸課長によると、パレットの所有者と、パレットの上に乗っている荷物の注文者(多くは牛の飼い主)は別ということが普通で、パレット業者は一つひとつの行き先を把握できていないことが多いというのです。

畜産業が盛んな黒島は牛の餌を運ぶためパレットが増え続けていて、住民からも困惑の声があがっています。

災害時の不安などを語る比屋定修さん

黒島公民館 比屋定修館長:
「台風常習地帯ですよね。何年か前に直撃を受けた時に湾内で海水があふれて、それに(パレットが)流されて湾内に落ちて、あるいは湾外まで流れていったりとか、本当に困るんです」