幽玄の世界が石垣の前に帰ってきます。
宮崎県延岡市で恒例の「のべおか天下一薪能」が、今年は3年ぶりに延岡城址の石垣前で開催されることになりました。
(田尻怜也記者)
「今年の天下一薪能は、3年ぶりにこちらの延岡城址のそびえ立つ石垣のもとで行われます」
延岡市の秋の風物詩「のべおか天下一薪能」。
今年は3年ぶりに、延岡城址二の丸広場での開催が決定し、「千人殺しの石垣」を背景に、幽玄の世界が繰り広げられることになりました。
(のべおか天下一市民交流機構 福田政憲 副理事長)
「僕らが一番愛してきた場所でもあるので、そこでやれるのは気持ちの上では、高ぶるところがある」
薪能は、例年、石垣前で開かれていましたが、実行委員会のメンバーの多くが高齢者となり、会場設営の負担などから、去年、おととしは、舞台設備が整った屋内会場で開催していました。
しかし、実行委員会の発足から今年で30年目の節目を迎えることから、原点回帰として再び石垣前での開催を決意しました。
(のべおか天下一市民交流機構 福田政憲 副理事長)
「ちょうど大きな区切りなので、思い切ってやろうと。いつも知っている城山が、1年に1回だけ、秋の夜に特別に空間になることを体験してもらいたい。そのための準備を万端にしたいと考えている」
のべおか天下一薪能は、10月10日に開催されます。
今年の天下一薪能では、能楽師の片山九郎右衛門さんや、狂言師の野村萬斎さんらが3つの演目を披露することにしています。
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