長野市はクマが市街地に出没したことを想定し、銃を使って駆除する「緊急銃猟」の手順を確認する訓練を初めて行いました。

訓練はスキー場跡地の建物で行われ、市や県の職員、猟友会会員などおよそ50人が参加。

市内吉田地区のショッピングセンターにクマが出没したと想定し、緊急銃猟を行うための手順を確認しました。

緊急銃猟は、人の日常生活圏にクマなどが出没した場合、一定の条件を満たせば市町村長の判断で銃器による捕獲ができる制度で、2025年9月に始まりました。

訓練では、まず緊急銃猟が可能なケースかを、クマが出没した具体的な状況を設定して参加者で検討しました。

その後、周辺区域の規制や住民の避難など発砲までの手順をひとつひとつ確認。

「これから緊急銃猟を実施します、捕獲者の皆さん、銃カバーを外して実包を装填してください」

ハンターは建物2階の窓から模擬銃を構え、店舗近くでうずくまっているクマを狙います。

「発砲!」

別のハンターがクマの状態を確認するなどして訓練を終えました。

(長野市猟友会・嶌崎厚会長)「街なかとなると勝手が違う、難しい判断を迫られることになる、跳弾リスクの低い選択肢が必要かなと感じます」

市は今後もこうした訓練を行うとしています。