震災後に生まれた「子役」
抜擢されたのが被災地・岩沼の中学2年生 熊沢りりさんと名取の小学5年生 古橋ゆり那さんです。
2人とも震災の後に生まれました。

古橋さん「もう誰も奪わないで、お母さんを返して」

舞台は津波に流された街で母親を探すシーンから始まります。
この日は、子役の2人にとって初めての立ち稽古。
岩田さん「やだよね 怖いよね。 嫌なシーンだね」
小学2年生の古橋さん、稽古に入る前に泣いてしまいました。

古橋さん
「オーディションの時もそうだったんですけど台本を見るだけで、お母さんに会えなくなるのが嫌だなって」

岩田さん
「フラットな震災を知らない子供たちが台本を読んだときに、涙が出るくらい感情移入してくれるのって脚本書いてよかったなって思いました。
自分が生まれた故郷に起こったことを後世に伝えたいし繰り返したくないという思いしかないので、経験はできないけど想像することはできるので震災を知らなくても未来に備えることはできるし、震災の事を伝えることが難しくても、忘れないでいることはできることをちょっとでも感じてほしい」

熊沢さん
「来てくれたお客さんに最高の舞台だと思ってもらえるように全力でこの作品を良くしたいです」

古橋さん
「セリフ一つ一つを大切にして来てくれたお客さんに感動してもらえる
15年前のことがしっかりと伝わるような演技をしたい」

朗読劇『10年後の君へ』は、2024年以来の上演となります。6月3日の東京公演を皮切りに、宮城では名取市と栗原市の2か所で上演される予定です。
古橋ユリナさんは6月14日の名取公演、熊澤リリさんは6月20日の栗原公演でそれぞれ舞台に立ちます。
・名取公演 6月14日(日)名取市増田公民館ホール
①午後2時30分~ ②午後5時30分~
・栗原公演 6月20日(土)栗原市文化会館
①午後1時~ ②午後5時~

自分が語っていいのか?葛藤を乗り越え、震災の記憶を次の世代へつなごうとする岩田さんの、未来への祈りを込めた舞台の幕が再び上がります。














