韓国を訪問中の高市総理はきょう午後、韓国の李在明大統領と首脳会談をおこなっています。首脳会談の現場から中継です。

Q.日本と韓国の首脳が互いの故郷を訪問するのは初めてということですが、韓国側の会談の狙い、どこにあるのでしょうか。

今回の会談の背景にあるのは、アメリカによるイランへの攻撃など国際情勢に対する強い危機感です。韓国側は高市総理を「国賓に準ずる」という最高級の待遇で迎えていて、その背景には関税政策などアメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領への「焦り」があります。

また、安全保障の面でも中国・ロシア・北朝鮮が急接近し、日韓双方に「同盟国のアメリカに頼り切れないかもしれない」という強い危機感があります。

こうした事情を踏まえ、今回の首脳会談は「日韓が結束して対峙し、外交の交渉力を高めよう」という戦略的な思惑もあります。

李在明氏は大統領就任前まで反日姿勢が強かったことで知られていますが、急変する国際情勢を受け、日本との関係を強化するという実用的な外交を続けています。

Q.「G2(米中二極体制)」とも言われますが、アメリカと中国が接近するなかで、日韓関係をいかに強固にすることができるかが非常に注目される今回の会談のこれからの予定などを含めて教えてください。

高市総理と李在明大統領は会談終了後、共同での記者発表に臨む予定です。その後は、地元名産の鶏料理や焼酎などが用意され、晩餐会に臨みます。韓国の伝統的な家屋が並ぶ世界遺産「河回村」も訪れる予定で、こちらでは安東市民や地元の高校生ら100人以上が参加するなか、花火や伝統歌謡を鑑賞することになっています。

両首脳が故郷を「相互訪問」することで個人的な信頼関係を深められるのかも注目されています。