相次ぐクマ被害 キャンプ場の対策は

キャンプの醍醐味である料理。

しかし、自然豊かな場所で食べ物の管理を誤るとやってくるのが野生動物です。

特に今の時期は、クマの出没に細心の注意が必要ですがこちらのキャンプ場では、変わった対策をしています。

閑乗寺観光開発 楠則夫社長「これです。これ叩く棒」「クマさんいまから行きますよって感じですかね。ししおどしならぬ、くまおどし」

竹を木の棒で叩き大きな音を出す手作りのクマ除け。

今月から園の外周に沿うように十か所近く、順次設置する予定です。

記者「これはだれが叩くとか決まっている?」

閑乗寺観光開発 楠則夫社長
「通った人(利用者)が勝手に叩いていく。ここを通る度にカンっと叩いていけばいいかなと思いますよ」「基本的にはこの山はクマの住みかなわけだから、いないわけがない。なんにも対策してないっていうわけにもいかないし、かといってあんまり人工物で(対策を)やるのもなんとなく雰囲気に合わないし」

このほかにもクマ対策として毎日、園内を見回り出没の痕跡がないか確認しているほか、隠れ場所となる茂みを無くすため草刈りも随時行っているといいます。

中でも、一番気を付けているのがごみの管理です。

閑乗寺観光開発 楠則夫社長
「ごみはちゃんと網の中だから、クマは知恵が回らないでしょう」

金属製の網で囲われたごみ置き場。閑乗寺公園キャンプ場では利用者にごみ袋を有料で販売し園内で出たごみを引き取っています。

記者「クマ対策で一番気になるのは生ごみ?」

閑乗寺観光開発 楠則夫社長
「そうですね。生ごみは確実にこっち(ゲージの中に)入っていきますから。いまはもう100%ゲージの中に入っていると思いますよ」

記者「よく言う『ごみは持ち帰ろう』ではない?」

閑乗寺観光開発 楠則夫社長
「それは理想型で、全員がやってくれる訳がない。こっちから(ごみを)持ち帰ったはいいが、途中の道でポイしてるのも昔はあったからね。だからやっぱり、大半の人が自然にというかやってくれるような形を作らないと。ただきれいごとで持ち帰りましょうと言っててもダメで」

こうした対応に利用者は。

利用者「ほんとクマ怖いので、ありがたいですね」「安心して使えるキャンプ場だととてもうれしいです」

利用者が安全にキャンプ飯を楽しむことができるのは、施設側の努力と配慮があることを忘れてはいけません。