値上げに家計は付いていける? 今後の経済への懸念
高柳キャスター:
2025年度の収益が好調な一方、この先については弱気な声を漏らす企業もあります。

2026年度の業績予想は「未発表」「減益予想」が約4割となっています。
▼中東情勢や地政学上のリスク
▼原油高・資材不足によるコストが増加
という点が主な理由だということです。
値上げは、様々なものに及んでいます。

【6月の値上げ】
▼タカノフーズ
納豆・豆腐・厚揚げ類など全商品
▼日清オイリオグループ
家庭用食品油を最大15%引き上げ
▼第一三共産ヘルスケア
医薬品・医薬部外品など19品目

TBS報道局 経済部 出野 記者:
ここまでのスピード感・上げ幅での値上げが相次ぐと、家計がついてこられるかが心配されます。これまでは企業が価格転嫁できていましたが、この先はどうなのかというのが1つのポイントです。

さらに「急騰する長期金利」も見逃せないポイントです。
18日には29年半ぶりの高水準となる2.8%を付けています。
中東情勢の悪化によるインフレの懸念や、政府の補正予算案編成の検討に関する財政の懸念が背景にあります。
こうした急騰は企業が投資をする際の足かせになったり、日経平均株価にもネガティブ材料になったりしますので、先行きには注意が必要だと思います。
井上キャスター:
補正予算案の編成検討など、政府の動きをどう見るべきなのでしょうか。
経済アナリスト 馬渕さん:
お金の使い道の一つとされている「電気・ガス」は、暑い夏には命に関わる部分なので、使うのは妥当です。一方、「現金給付」とするのは違うのではないか、そこが境目ではないかと思います。

出水麻衣キャスター:
政府が打ち出す「骨太の方針」、注目すべき点はありますか。
経済アナリスト 馬渕さん:
財政の持続可能性です。借金の返済額を減らしながら経済成長していくという部分の説明を、改めて海外投資家にもしっかり伝えていくことが求められます。
何度も繰り返して、忍耐強く、継続的に伝えていく必要があると思います。
==========
<プロフィール>
出野陽佳
TBS報道局経済部 日銀/金融担当
88円だった納豆が値上がりして悲しい
馬渕磨理子さん
経済アナリスト
日本金融経済研究所代表理事 “日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説














