一本のタックルが変えた人生――車いすラグビーとの出会い

峰島さんは劇中にキャストとしても出演(撮影現場より)

まさに“スポ根”漫画の世界のような迫力。峰島さんと車いすラグビーとの出会いにも、その“衝撃”の瞬間があったという。

峰島さんが最初に車いすラグビーを見たのは、国立障害者リハビリテーションセンターの病院に入院している時。体育館に見学に行き、併設された国立職業リハビリテーションセンターの部活動の中でも花形の一つだったのが、車いすラグビー。

「すごい迫力で、自分たちの今置かれている状況や障がいで動けるレベルと、選手が動いているレベルの差が激しすぎて、『本当に同じ障がい者なんだろうか』と思うぐらいすごい人たちに見えました。こういう世界があるんだと感じました」

峰島さんは支えがあると歩行もできるが、当時の医師からは「次に首に強い衝撃を与えるとそれもできなくなる」と言われ、国立職業リハビリテーションセンターに入寮してからも、車いすラグビーからは自ら距離を置くことに。そんな中、ルームメートからの度重なる積極的な誘いに、「一回ぐらいは…」と初の機会が訪れた。

「タックルをドカーンと受けた瞬間に、やっぱりこれは面白い、と衝撃みたいなものが自分の中でありました。こんなに面白いものをなんで今までやっていなかったんだろう? と思いましたね」

ラグ車で動く体験も初めてで、「動いて、ボールを追って、ぶつかって、奪い合う、ということがすごく刺激的でしたし、楽しかったんです。ぶつかった感触も、車いす自体が衝撃を吸収してくれているので、衝撃のわりに即座に体に重い負担がかかることはなかったです」と振り返る。

そこから、車いすラグビーにのめり込んでいった。