「数千万円単位のキャンセルに…」日中関係の冷え込みで観光地に影

日中関係の冷え込みは観光業にも影を落としている。人気観光地「忍野八海」には、団体で訪れる中国人観光客の姿はほとんどない。

周辺の店の店員
「中国の方は、1割も来てないと思います」
「問題があってというか、ニュース以降」

2025年11月、高市総理の台湾有事をめぐる発言で、日中関係に緊張が走った。

高市総理
「戦艦を使ってですね、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースであると、私は考えます」

中国政府は激しく反発。日本への渡航を控えるように呼びかけた。

日本政府観光局によると、渡航の自粛が呼びかけられた2025年11月以降、訪日中国人の数は激減。中国の「春節」に伴う大型連休を含む1月から3月を見ると、2025年の同じ時期と比べ、2026年は半数以下に減っている。

――店への影響は?

周辺の店の店員

「少なからずはあります。中国の方は、イカ焼きやタコ串とか、たくさん買ってくれる。せんべいも」

中国の団体客を中心に受け入れてきた宿泊施設は、大きな打撃を受けている。

富士山を一望できる景色が自慢のホテル。

富士山リゾートホテル 岩崎肇 総支配人
「8割、9割ぐらいは、中国のツアーで占めていたホテルでしたので」

渡航の自粛が呼びかけられると、中国人団体客のキャンセルが相次いだ。

富士山リゾートホテル 岩崎肇 総支配人
「キャンセル、キャンセル、キャンセルみたいな。(予約の)手配書ではなく、キャンセルの依頼書しか来ない。見るたびに愕然とする。数千万円単位のキャンセルになってしまった」