松倉院長
「青森市は少子化がどんどん進んでいる。それ以上に分娩できるクリニック施設が減っている状況で、特に県病と市民病院の統合だったり、また市内の既存のクリニックの先生方の高齢化が進んできたりして、分娩する施設が県都でありながらなくなってしまいかねない、選択肢がなくなってしまう可能性が出てきている。このままだとますます自治体が衰退してしまうので、そうならないために分娩施設を維持していきたいと今回開業しました」

松倉大輔院長


日本産婦人科医会のまとめでは全国にある分娩取扱診療所は2006年に1818施設ありましたが、2025年には951施設とほぼ半減しています。
有床診療所の減少は加速しており、背景には少子化や医師の高齢化などのほか新規開業の減少も大きな要因になっているということです。

「青森でも関東と同じようなサービスを」 ー需要が高まる無痛分娩と産後ケアー

クリニックの大きな特徴は、市内では数少ない「無痛分娩」への積極的な対応です。出産時の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩の全国的にニーズが高まり、松倉院長や日本産婦人科医会のまとめなどによりますと、日本での分娩に占める無痛分娩の割合は13.8%(2024年報告数)と5年前より8ポイントほど上昇し、近年増加傾向にあります。
一方で地域にも偏りがあり、全分娩数に占める無痛分娩率は青森県8.1%と、最も高い東京(31.2%)、神奈川(23%)、千葉(22.9%)など首都圏と比べ開きがあり、青森市内で無痛分娩を行っている診療所は現状1つだけでした。