鹿児島県喜界町で土木工事などを手がける「日の出建設」が5月8日、再度の資金ショートを起こし、破産申請の準備に入ったことがわかりました 。

負債総額は2025年4月末時点で約5500万円とみられています 。

官公庁発注の土木工事を主体に展開 ピーク時は売上高約2億8000万円

東京商工リサーチ鹿児島支店によりますと「日の出建設」は1984年5月に設立。

官公庁発注工事を主体に受注基盤を構築し、特に土木工事を得意としていました。

対応力の高さなどが評価され、ピーク時となる2004年4月期には売上高約2億8000万円を計上するなど、島内でも有力業者の一角として知られていたということです。

公共工事の減少や資材高騰で収益圧迫

しかしその後、「日の出建設」は、公共工事予算の縮小や建設需要の低迷などを背景に業績が伸び悩み、売上高は1億円を下回る水準で推移していました 。

近年は資材価格や燃料費の高騰などによる収益圧迫も重なり、低収益基調が続いていたとみられています。

関連2社の破産により不良債権化 連鎖する形で今回の措置へ

さらに「日の出建設」は、20年以上前から関連会社向けとみられる長期貸付金や長期未収入金を計上していたということです。

3月に破産開始決定を受けた関連会社の「八照建設」と「喜界島開発」の破産によって、これらが不良債権化しました。

多額の社外流出が経営を圧迫し、最終的には関連2社に連鎖する形で「日の出建設」は、ことし1月31日までに事業を停止し、5月8日に再度の資金ショートを起こしたということです。

負債総額は2025年4月末時点で約5500万円とみられています。