■「下手すると改悪になる」

村山浩昭弁護士

そして、袴田さんのような冤罪被害を二度と生まない法案になっているのか疑問の残る箇所がもう一つー。

村山浩昭さん。12年前、静岡地裁で袴田さんに再審開始の決定を出した裁判長です。

村山さんは証拠開示に関する議論が深まっていないと危惧します。

<村山浩昭弁護士>
「(証拠開示の範囲が)限定されるということになると、下手すると改悪になっちゃう」

改正案ではこれまでは既定のなかった証拠開示のルールが定められることになりましたが「再審請求の理由と関連する証拠が対象」としていて、ひで子さんなどが求めてきた全面開示とはなりませんでした。