自民党の部会で再審=裁判のやり直しの法改正案が了承されたことを受け、今年再審が決まった滋賀県に住む男性の家族は「出発点だ」と話しました。

13日了承された法改正案では、裁判所の再審開始決定に検察が不服を申し立てる「抗告」を原則禁止する規定を法律の本体に盛り込み、「十分な根拠がある場合に限り、抗告することができる」規定を新たに設けることにしています。

42年前に滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件で、無期懲役の判決が確定した阪原弘さん。再審開始決定に対し検察が2度抗告し、再審開始が確定するまで7年7か月かかりました。

法改正案が了承されたことについて、阪原さんの長男は。

(阪原弘次さん)「今の議論を確実なものに、そしてえん罪犠牲者の方々のためにあるものにしていただきたい。そのための出発点であると思います」

検察の抗告の全面禁止とはならなかったことについては「自民党議員の頑張りを考えれば失望はしていない」と話しました。