議論が紛糾していた、えん罪被害者を救済するための再審制度の見直し。法務省側の「3度目」となる修正案が自民党内の会合で了承され、“攻防”が決着しました。
「言いたいことはあるが大きな前進」紛糾していた議論に終止符

自民党 稲田朋美 元政調会長
「いろいろ言いたいことはありますし、刑事司法の信頼の回復は道半ばであるが、ここで了として、大きな前進であるので、えん罪被害者の救済を早くやっていく」
えん罪被害者を救済するための「再審制度」の見直しをめぐり、自民党と法務省側で攻防が続いていました。
逮捕から58年後に「えん罪」が認められた、袴田巌さんの問題を機に始まった今回の議論。

今の制度では、地裁が裁判をやり直す「再審」の開始を決めたあと、検察が不服を申し立てる「抗告」が認められています。
高裁が「再審開始」を支持しても、検察が再び抗告すれば、最高裁が審理し改めて支持すると、再審が始まる仕組みです。
袴田さんの場合、「再審開始決定」から実際に再審が始まるまで9年を要しました。

袴田巌さんの姉・ひで子さん(5月3日 静岡・袋井市)
「巌のような犠牲をまだ作る気かと。そんな法律は即、改正していただきたい」














