中国で新型コロナ対策として入国の際に義務付けられていた隔離措置がきょうから撤廃され、各地の空港は多くの人で賑わいました。

中国政府は、入国の際に義務付けていた施設での強制隔離を含む合わせて8日間の隔離措置をきょうから撤廃。

中国に向けて出発する48時間前のPCR検査で陰性であれば入国できるようになり、北京の空港では家族らを出迎える人々の姿も見られました。

「おかえり!おかえり!」

シンガポールから到着
「緩和されてよかった。前回帰ってきたときは防護服の人しかいなかったが、今回は迎えてくれる人がたくさんいていい。家でいい春節を過ごしてまた仕事に戻りたい」

また、上海ではきょう、日本を出発した便が到着し、隔離されることなく多くの日本人が入国しました。

記者
「中国に到着した人は外部と接触せずに隔離施設に移送されていましたが、きょうからはそのまま到着ゲートを通過します」

「防護服を着た方は誰もいないですね」

この動画を撮影した日本人男性は、空港到着後に「上海がコロナ前に戻った」と感じたといいます。

日本から到着(撮影者)
「降りた様子はコロナ前と全く同じ感じですね。明日から普通に仕事ですから、もう今まで通りの生活に戻れる」

Q.隔離を理由に休めなくなりますね?

「そうですね、それはもうできないですね」

強制隔離の廃止は、中国政府が新型コロナの法律上の分類を引き下げたための措置で、“ゼロコロナ政策”は事実上、終了した形となります。