人身事故も発生
出没件数が71件にのぼった9月には、人身事故も発生しました。
札幌市西区の住宅地にある公園で、午後8時ごろ、犬の散歩をしていた男性がクマと遭遇。男性が身を守ろうと右腕を前に出したところ、クマに引っかかれ、とっさに抵抗すると、クマは逃げていったといいます。
札幌市は出没情報が入るたびに、業務委託している「NPO法人EnVision環境保全事務所」の専門家らと一緒に現地調査をしています。
そのほかに生息数の調査のため山の中にも「ヘアトラップ」(木に体をこすりつけるクマの習性を利用して、クマの毛を採取するもの)を設置しています。
こうした調査で、現場に残されたクマのDNAが取れることがあります。
20年近くにわたって集めたそのデータが、実際の分析や対策に結びついている事例を、前回の記事でご紹介しました。
西区の人身事故の現場ではクマのフンが残されていて、DNAを検出できました。
そのデータを、これまでに蓄積したデータと照らし合わせると、意外なことがわかりました。














