クマの出没が増える季節

カギは「定着したメスグマ」。過去最多の出没データから見えたクマ対策のポイント【画像で詳しく見る】

2021~24年の傾向を見ると、札幌市では5~8月にかけてクマの出没情報が増えています。

5~7月ごろはクマの繁殖期です。オスはメスを探して広い範囲を動き回ります。

クマのオスは子育てに参加しません。また、ずっとパートナーと寄り添うわけではありません。

オスは自分の子どもを残すために、相手のメスが連れている子どもを殺してしまうことがあります。

なので子どもを連れた母グマは、オスを避けるうちに、住宅地に近づいてしまう場合があります。

オスを避けてきたと見られる親子(画像提供:滝野すずらん丘陵公園)【画像で詳しく見る】

また、親離れをしたばかりの若いオスも好奇心旺盛で、この時期に動き回るうちに住宅地に近づいてしまうことがあります。

こうした生態の理由から、「夏が多い」という出没傾向が続いていましたが、2024年は比較的、年間を通して出没が少ない年でした。

一方で2025年は、5~8月も月20~30件と例年通り多い出没件数だったのに加えて、9~11月にかけて出没が急増しています。