窮地を救った妻の言葉「大丈夫。私が何とかするから」

そのとき、妻・優唯さんの言葉が庄司選手を救った。

右側が妻・優唯さん

「大丈夫。私が何とかするから。私が頑張るから、自分の好きなことやっていいよ。応援するから」

「ハンドボールで怪我をして半年間くらいリハビリしたとき、本当に心折れそうなときに、妻が『大丈夫、大丈夫』と励ましてくれますし、試合で結果が出なかったときも『大丈夫、大丈夫』ってずっと笑顔で支えてくれた。妻の力は私にとって、とても大きいですね」

職場でも、庄司選手は辛い内情を表に出すことはなかったと斎藤社長は証言する。

「最初は単身でこちらに来ていたんですよね。だから一番最初うちで勤めた時は、奥さんのことや生まれたお子さんのことはすごい心配だったと思うんですよ。メンタル的にも精神的にもだいぶ悩んだ時期や辛い時期があったんじゃないかなと。でも、不思議と会社ではそういう素振りを見せないんです。いつもニコニコして。『実は家のことで悩んでいます』とか『辛い思いをしています』ってことは一つもなくて。仕事もしっかりして、練習・試合して、家族のお世話もして。本当に良いパパであり、良い選手であり、良い従業員です」