"プラスチック"に頼らざるを得ない農業…今後の行方は

堀内キャスター:
一方、農業の分野を見ていきましょう。こちらも深刻です。原油不足に伴うプラスチック製品が不足しているという状況で、まあ例えばですけど、畑に植える苗、これからの時期ですけど、それを保温するマルチシートっていうものがあります。それから、ハウスに使うビニールが高くなっている。それからトラクターや乾燥機など農業機械を動かす燃料ですね、これも高騰する。部品も高くなる。それから肥料の原料になる「尿素」が不足している。そして、それが品薄、価格が上昇するということで、このように、もういろんなもの、ありとあらゆるもの農業関連のものが高くなっているという状況です。
政府は、この尿素、それから原油の供給元のチャンネルを増やそうということで、マレーシアなどと交渉すると、鈴木農水大臣が4月28日に表明しています。
堀キャスター:
一方で、その鈴木大臣は、農業資材の供給不足は現状として見られない、などと発言してるんですね。しかしながら、こうやって取材してみると、農業の現場とちょっと感覚がズレてるんじゃないかなってちょっと不思議に思うんですけど。

コメンテーター 保田隆明教授:
うちのキャンパスにも、国際情勢とか安全保障担当してる専門の学者がたくさんいるんですが、1月の時点のような国際情勢に戻るっていうのは、もうそうそうないと。極論50年、100年の話だっていうふうに言うんですね。歴史的に見てもやっぱりあの地域っていうのは、とても難しい地域ですので。そういう意味において、短期的にはどうやって乗り越えるかって話なんですけど、中長期的には、もう今までの物の作り方ですとか商売のやり方、すべてを残念ながら変えざるを得ないんですよね。 なので、元に戻るの待ちましょうっていうのは、言うのはあれなんですけど、たぶんそれだと、どんどん傷口は大きくなっていくので。もうこれは残念ながら変えていかないといけないと思いますね。
堀キャスター:
となると、今までの生活と発想変えて、イノベーション起こして、新しいスタイルに変えていかなきゃいけない…。
コメンテーター 保田隆明教授:
例えばプラスチックであれば再利用率はめちゃくちゃ低いので、もうそれをなんとかしていこうとか、あとは再利用ですか、みたいなものも考えるとか。包装をより簡易にするとか。もう本当にやっていかないといけないと思いますね。
堀キャスター:
そもそもプラスチックに頼らない社会にしていくっていうことで、本当改めて日本は資源乏しい国ですので、目の前の対策と今おっしゃった中長期の対策、これ同時にやっていかなきゃいけないので、これは本当逃げられない大きな課題だということになります。














