肥料やエサを直撃する中東情勢の波及効果 魚や玉ねぎまで?

高柳キャスター:
価格が落ち着くまで時間がかかるといわれていますが、他にも影響が出るとされています。

それが魚です。漁業関係者によりますと、燃油高で漁に出られないと漁を控える漁師もいて、このような状況が魚の価格にも影響しうると言われています。実際、養殖業のエサ(魚粉)になる小魚の価格も高騰しているとのことです。

和泉記者:
既に、小魚の高騰には影響が出始めています。日本は南米・ペルーや中東・オマーンからエサとなる小魚を輸入しています。特に中東・オマーンではホルムズ海峡が止まった状態のため、運輸にかかるコストが非常に高い状況で、小魚の値段に影響しています。

アジアの地域でも小魚(カタクチイワシ)は獲れますが、原油高の影響でなかなか漁に出られず漁獲量が7~8割ほど減少してしまっている現状です。このような状況が重なり、魚粉として使う小魚の価格が高くなっています。

大手商社「兼松」によると、エサ(魚粉)の輸入価格は2か月で約13%も高騰したとのことです。

高柳キャスター:
さらに、身近な野菜・玉ねぎも、今後の値段に注意が必要です。

そもそも玉ねぎを作るコストの半分は生産費で、肥料代が全体の1割ほどを占めています。

和泉記者:
肥料代も上がっていくとみられます。肥料を作るには「天然ガス」が必要です。天然ガスは中東で多く生産されているため、供給量の面でも中東情勢の緊迫化が大きく影響してきます。

実際、輸入価格は既に戦闘前と比べて約2割ほど値上がりしている状況です。

高柳キャスター:
中東情勢で原油価格の高騰が印象的ですが、そこから波及して様々な影響が出ているということです。