「図書館離れ」加速

一方で、県内の図書館関係者からは、利用者数を維持する難しさを指摘する声も上がっています。

その一例が、1995年2月に開館した大分県立図書館です。初年度の利用者数は旧施設のおよそ2.5倍に急増しましたが、人口減少や若者の読書離れもあり、昨年度は開館当初の半分近くにまで減少しました。

このため、県立図書館では、祝日などに子ども向け映画の上映を実施し、気軽に立ち寄れる環境づくりを続けています。

「こもれびパーク」も、勢いを一過性のものにしないために、新たな魅力創出に向けた取り組みを計画しています。

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共創交流局 稲尾隆局長:
「オープン直後の高い来館実績を一過性に終わらせたくないと考えています。例えば講師を呼んで講座をするとか、グループディスカッションができるようにするとか。来てもらうではなく、活用してもらう。そのきっかけ作りが一番大事だと思っています」

建設の構想から10年。湯の町に生まれた新たな憩いの場は順調に船出しました。今後は、施設の情報を広く発信する取り組みとともに、市民をはじめ関心をつなぎとめるソフト面の充実が求められそうです。