戦時中、陸軍最大の特攻基地があった南九州市の知覧。439人が特攻機で出撃したこの地で、慰霊祭が開かれました。

死を覚悟した若者を見送り、「なでしこ隊」と呼ばれた女性たちも参列。去年は1人でしたが、今年は仲間と祈りを捧げました。

今月3日。鹿児島県南九州市の知覧町で開かれた特攻隊員の慰霊祭。

「会いたかった」「私も。去年はひとりだったから」

北九州市で暮らす三宅トミさん(96)と、南九州市の桑代チノさん(97)です。

2人は、二度と帰って来ない隊員たちの出撃を見送った女学生で、のちに「なでしこ隊」と呼ばれました。桜の枝を手に、見送る姿が写真に残っています。

なでしこ隊の参列は2人に減り、桑代さんは去年、けがで参列できなかったため、2年ぶりの再会となりました。

(桑代チノさん)「(去年は)入院していたから、私が。会えて良かった。私とあなたと2人しかいないから。未来の人に教えていかないといけないよね」