イランのアラグチ外相はアメリカが発表したペルシャ湾からの船舶の退避支援「プロジェクト・フリーダム」について、「プロジェクト・デッドロック」=行き詰まった計画だと揶揄しました。

アメリカ中央軍は4日、「プロジェクト・フリーダム」の第一弾として、アメリカ船籍の商船2隻がホルムズ海峡を通過したと発表しました。

トランプ大統領は「プロジェクト・フリーダム」の中でイランの小型船7隻を撃沈したと明らかにしています。

一方、イランはホルムズ海峡に接近、または進入しようとするアメリカ軍などは攻撃対象だと警告していて、国営メディアによりますと、イラン海軍がホルムズ海峡に進入しようとしたアメリカの艦船を阻止したということです。

革命防衛隊に近い「ファルス通信」は、艦船はミサイル2発を受け引き返したとしていますが、アメリカ中央軍は否定しています。

こうしたアメリカの動きに対し、イランはUAE=アラブ首長国連邦を攻撃しました。UAEの国防省は4日、イランから飛来した弾道ミサイル12発、巡航ミサイル3発、ドローン4機を撃ち落とし、3人が負傷したと発表しました。

この攻撃について、イラン国営テレビは原油輸出の拠点であるUAE東部フジャイラの港が攻撃を受けたとする映像を公開。攻撃した理由については軍高官の話として、アメリカ軍がホルムズ海峡を違法に通過しようとした“冒険主義”のために起きたものだと伝えています。

イランのアラグチ外相はSNSで「パキスタンの努力で協議が進展しているなか、アメリカは悪意ある勢力により、再び泥沼に引きずり込まれることを警戒すべきだ」とコメントした上で、「UAEも同様だ」と指摘しました。

また、アメリカ軍による船舶の退避支援「プロジェクト・フリーダム」については、「プロジェクト・デッドロック」=行き詰まった計画だなどと揶揄しました。