焼却炉で損壊も、被害者と特定できた理由…大きい骨が残っていたか

日比キャスター:
なぜ妻であることを特定できたのかという疑問もあります。

事件が起きたとみられる日の後も、焼却炉では複数回、動物の死骸などが焼かれていたということです。どのようにして人の骨だと、妻だと特定に至ったのでしょうか。

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
燃やしたからといって、骨がまったくなくなるということはありません。骨がどこかに残り、その骨の骨髄の中に、DNAがとれる細胞が残っていたのだろうと思います。

どこの骨か具体的にはわかりませんが、私の考えでは、上腕骨や大腿骨などの大きい骨の部分が残っていたのではないかと思います。

上腕骨や大腿骨には「骨頭」というものがあります。骨の先に丸いものがあって、それに骨が入って、周りが筋肉で覆われているのですが、そこだと最後まで燃えずに残っている気がします。その中からDNAの細胞をとって鑑定したのではないかと思います。

日比キャスター:
ただ、それだけ少ない証拠だと、死因の特定などは難しいのでしょうか。

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
他の骨が残っているかどうかにもよりますが、全部燃やされていると、死因の特定は難しくなります。

日比キャスター:
141名が動員されているということですが、捜査体制をどう見ていますか。

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
事件の規模によって捜査員の数は決まりますが、100人以上集めて捜査本部を組むというのは珍しいと個人的には思っています。

それだけ捜査項目が多岐にわたっているので、100人を超える規模でも足りない部分もあります。

あるいは、短期間である程度の捜査項目をやりたいので、これだけの人数を揃えていると考えることもできます。それは捜査を指揮する幹部たちが考えることです。