「その日でなくともよかった買い物」が招いた代償 司法が下す判断は?

きっかけとなった「買い物に連れて行って」という言葉。妻は声を掛けた当時の状況を「(夫が)退院したばかりだったから、なんとなく」と振り返りました。

買い物の目的は食料品でしたが、当時、家に食材が尽きていたわけではなく、妻は「その日でなくともよかった」と話しました。検察官の聞き取りに対し、夫の入院中に満足な買い物ができなかったことへの不満を漏らしていたという妻。夫の快気祝いにごちそうを作る予定だったのか――。結局、その真意が法廷で明かされることはありませんでした。

検察側は、夫に対し「妻の依頼があったとはいえ、呼気1リットル当たり0.59mgという多量のアルコールが検出される状態で運転した」と指摘(酒気帯び運転の基準は0.15mg以上)。

また、妻に対しても「一度拒絶されたにもかかわらず、何度も運転を依頼した」として、夫婦それぞれに拘禁刑1年6か月を求刑しました。

当たり前のルールを軽視した末の、安易な判断が招いた事故。法廷で一貫して自身の罪を認め謝罪の言葉を続けた夫婦に対し、司法はどのような判断を下すのか。

判決は、5月14日に言い渡されます。