まもなく1週間を迎えようとしている岩手県大槌町の山林火災。現地では、初めての雨となりましたが、いまだ鎮圧のめどはたっていません。

岩手県大槌町で発生した山林火災。発生から6日目の夜も現場は緊張に包まれていました。よる8時を過ぎても消防隊員が打ち合わせを行っています。

喜入友浩キャスター
「今、赤色灯がともりました、午後8時半前です。続々と消防隊が出動しています」

現場では、この週末も懸命な消火活動が続けられていました。木の根元で燃える火を消し、土を掘り起こし、火元を探します。それでも延焼を食い止めることはできず、焼損面積は小鎚地区と吉里吉里地区あわせて1618ヘクタールにまで拡大しました。

現在、町民全体の3割に当たる1558世帯、3257人に避難指示が出されています。その大槌町に…

喜入友浩キャスター
「雨が強くなってきました。午後2時すぎです。雨粒が確認できます。ちょうど奥には、まだ煙が立ち上ってる山があるんですが、そちらにも今、雨が降り注いでいる状況です」

午後2時半ごろ、山林火災が発生してから初めて雨が降りました。

大槌町の住民
「本当、助かります。雨が降るのをみんな望んでいたと思う」

これは女性の自宅近くで26日に撮影された写真。燃え広がる炎と煙が見えます。

大槌町の住民
「すごい近くに感じた。え!って、目の前で。あそこにてっぺんがあるが、そこの中間ぐらいまで来てた。これはさすがにと思った」

そのため、こんな準備をしていました。

Q.自宅前にホースがある
大槌町の住民
「いざという時のために自宅のホースで弱いが、念には念をで、広げていた」

夫は消防士のため、連日出勤。ほとんど連絡はとれていません。

Q.(火が)家の方に来てると思ってなかったかも
大槌町の住民
「把握している、すぐ連絡が(来た)。その辺は安心だが、大事な時に職業柄おうちにいないのが…」

こちらの女性は、過去の山火事の記憶がよみがえったといいます。

大槌町の住民
「若かったから、その時は。今回は怖くて怖くて。目の前が焼けるから怖くてね。(Q.この雨見て?)嬉しいです。もっと続けばいいなと思ってます。(Q.強さは?)こんなもんじゃ足りないね」

雨が降ったのは1時間ほど。まとまった雨量にはならず、鎮圧には至りませんでした。

大槌町には、28日夕方から明後日にかけて雨が降る予報ですが、予想雨量は10ミリ程度で、まとまった雨は金曜日まで降らない見込みです。