■トランプ前大統領が呼びかけるも…影響力低下か

トランプ前大統領(SNSより)「すべての偉大な共和党員はケビン(マッカーシー氏)に投票する時だ。すばらしい勝利を恥ずかしい敗北にしてはいけない」

それでも造反組の態度は頑なです。


共和党ボーバート下院議員(造反)「大好きな前大統領が我々に『もうやめよう』と言っていますが、あるべき姿は逆です。前大統領はマッカーシー氏に『支持が得られないから身を引く時だ』と言うべきです」

専門家はトランプ氏の影響力低下を指摘します。


早稲田大学中林美恵子教授「トランプ氏の神通力がかなり薄れてしまったということの裏返しも今回見て取れますよね」

1月4日、渦中のマッカーシー氏は…

共和党下院マッカーシー院内総務「今夜投票しても成果を生まない」


結局、7回目の投票は1月5日に持ち越しになりました。

バイデン大統領「議会が機能しないというのは恥ずかしいことだ。最も偉大な国でなぜこうなるんだ?」


下院議長選びが難航することで、政治の停滞につながる恐れもあります。

早稲田大学中林教授「誰が下院議長になっても(今回の)118議会をリードしていくのは並大抵ではないことが見えてしまった。ロシア、ウクライナ、中国、北朝鮮の問題で議会としての役割を果たせるのか、それらに不安を抱かせる要因になる可能性が高い」