千葉県袖ケ浦市の住民が新年早々「異臭」に悩まされています。市には、異臭に関する問い合わせが4日までに約100件寄せられていて、中には体調不良を訴える住民も出ています。一体何が起きているのでしょうか。
■元日から住宅街で“異臭”「火事のような臭い」「外に出たくない」体調不良訴えも
千葉県袖ケ浦市の住民が新年早々から悩まされているもの・・・。それは、「臭い」です。

周辺住民「燃えるような、火事のような臭い。外に出るとやっぱり臭いので、あんまり外に出たくないなっていう気持ちになります」

周辺住民「あれ?うちが火事かしらって。帰ってきてすぐだったんで。すごく臭いなって」

周辺住民「やっぱり人体に影響があったら怖いですよね」

記者「異臭の原因となっているのは、発電所にあるタンクです。現在も白煙が立ち上っています」

消防などによりますと、元日の午後10時半ごろ、大阪ガスの系列会社が運営する「袖ヶ浦バイオマス発電所」で、燃料となる木質ペレットを最大1万トン貯蔵できるサイロから発火。
けが人はいませんでしたが、消防によりますと、ペレットがサイロの9割まで貯蔵されているものもあり、火災から5日目となる現在も鎮火の目処はたっていません。(1月5日放送時点)サイロ内に窒素を注入するなど、延焼防止の措置をとっているということです。

記者「発電所から約2キロ離れた住宅街でも、マスクをしていても薪を燃やしたような臭いがします」
袖ケ浦市によりますと、異臭に関しての問い合わせが1月4日までに、約100件寄せられているといいます。

発電所を管理する会社によりますと、人体への影響はないとみられていますが、体調不良を訴える声も寄せられていることから専門機関に依頼し、調査を行っているということです。














