東京電力ホールディングスは、5年務める小林会長が退任し、後任に官民ファンド・「産業革新投資機構」の横尾敬介社長を招く人事案を固めました。

関係者によりますと、東京電力は2021年から会長を務めた元経済同友会代表幹事の小林喜光氏が退任し、後任に「産業革新投資機構」=JICの横尾社長を招く方針を固めました。

横尾氏は、今のみずほ銀行の前身の一つの日本興業銀行出身でみずほ証券のトップを務めたほか、財界では経済同友会の副代表幹事も歴任しました。

東京電力は、新潟県の柏崎刈羽原発6号機が営業運転を開始する一方、厳しい経営状況が続き、ファンドや企業との提携も視野に入っています。

金融出身者を会長に起用するのは初めてで、こうした外部との提携をにらんだ人事の動きとみられ、6月の株主総会を経て正式に決まる見通しです。

会社は、福島第一原発事故の賠償や廃炉など多岐にわたる課題を抱えていて、新しい会長の手腕が問われます。