◆「料理」を職にできる日まで

原さんは長年、板前として腕を振るってきた。大切にしている包丁を手に取った。

桑原さん「2~30年前に買った8万円の包丁、いまだに切れる。本当は長かったけど研いで短くなった。とにかく料理が好きなんよ。料理の話をしてる時があなたが一番いい顔してるって言われる。普段そういう顔しないのにって言われる。料理の話をすると顔がにやけとるらしい」


一日も早く、自立した生活を送れるようになるため、桑原さんは就職活動を続ける。