大きな臓器を再生するための重要な足掛かり
実は、現在「再生医療」として広く行われている治療の多くは、本来の目的とは少し異なるといいます。
東京メモリアルクリニック 栁澤正之院長
「本来の再生医療の目的とは、身体の足りない部位、病気・ケガなどで損傷した部位などを身体の他の細胞から作り出し(再生し)補う治療です。現在、ちまたで行われている再生医療は、血液や脂肪細胞から採取し増殖させた、元気で若く、増殖する能力が強い『幹細胞』と呼ばれる細胞や、その幹細胞が放出、もしくは内包する伝達シグナル物質を注射、移植することで、今ある細胞・組織を元気にする(かもしれない?)程度の、実は強壮剤、栄養剤程度の効果でしかありません」
本来の再生医療が目指すのは、以下のような「欠損したパーツそのもの」を補う治療です。
【再生医療の目的:例】
① 身体の他の筋肉細胞から培養、増殖させて新しい心臓を作り出して移植する。
② 眼球、視神経を作り出し移植する。
③ 耳、鼻、その他の身体のパーツを再生して移植する。
心臓や肺のような複雑な臓器の再生にはまだ長い年月を要しますが、毛包はサイズが小さく、構造も比較的シンプルです。

そのため、今回の発見は将来的に大きな臓器を再生するための重要な足掛かりになると期待されています。
東京メモリアルクリニック 栁澤正之院長
「脱毛症の治療への期待はもちろんのこと、実現の可能性、安全性、有効性という観点から、他の再生医療と比べてハードルは低く、早期の実現が期待されることから「本当の再生医療」の一番槍となることも期待できます」














