初夏に向かうこの季節の楽しみの一つが山菜ですが、今年もクマの出没が相次いでいて、自治体などが注意を呼び掛けています。去年はドングリの豊作でクマ被害が少なかった鳥取県ですが、今年は個体数が増え危険が増す可能性があるようです。
まさに山を楽しむ季節がやってきました。
鳥取県の国立公園大山は山菜シーズン真っただ中、訪れたのは鳥取県大山町の「森の国」フィールドアスレチックです。歩いていると次々と山菜を見つけました。
「わかりますか?ゼンマイです」
「ゼンマイ!」
ここにある山菜はなんと全て採り放題です。ほかにも森の国では春の味覚、タケノコの収穫体験も行っています。
記者 小村ののか
「採れました。タケノコ採れました」
アスレチックフィールドを一周する間にフキや山椒、タケノコなど10種類以上の山菜がとれました。
山菜取りなど山に入る機会が増えるこの季節、注意しなければいけないのが、「クマ」です。
記者 八幡真和
「雲南市大東町のこちらの県道で、先週金曜、クマの目撃情報があったということです」
島根県雲南市によると先週金曜(17日)午後5時ごろ、雲南市大東町川井の県道25号の川井下(かわいしも)バス停周辺の路上で、ツキノワグマとみられる成獣1頭の目撃情報がありました。
目撃したドライバーによると、クマは道路から山の方へ逃げていったということです。
周辺は家や田畑が点在している集落でこれまでにも目撃情報があり、近くに住む人は心配を募らせています。
付近の住民
「たまに山の方にも入りますけんね
竹切りとか、農作業用に…怖いですね」
雲南市ではこの件を含め、この日だけで4件のクマの目撃情報があったということです。
島根県の統計によると去年のツキノワグマの目撃件数は、4月23件、5月135件と、例年5月には急増する傾向があるということで、県の鳥獣対策室では山に入る際は複数で行動するなど、注意を呼びかけています。
そして鳥取県鳥取市では。
(花火発射)
記者 中嶋理沙
「ツキノワグマの行動が本格化するのを前に花火を使って追い払う方法を学ぶ研修会が開かれました」
4月末から5月はじめにかけて本格的に活動し始めるツキノワグマ。市町村の職員などおよそ60人が参加してクマやサル対策として使われる「動物駆逐用煙火」の使い方を体験しました。
参加者
「獣害に困っている市町村の方に少しでも役立てたい」
「すごい大きい音でびっくりしました」
全国での人的被害が238件、このうち死亡13人と過去最多のクマ被害となった昨年度、今年度から鳥取県には
クマ対策に特化した「クマ対策室」も発足しました。
鳥取県鳥獣対策課 クマ対策室 西信介 室長
「名前の通りクマ対策室ですので、昨年の東北のようにならないように現場をみてきっちり対策していく」
去年、山陰両県ではドングリが豊作だったためクマの人里への出没は少なかったものの、今年は警戒が必要です。
鳥取県鳥獣対策課 クマ対策室 西信介 室長
「特に今年は昨年のドングリの豊作で、子連れの母グマがこれから出てくる。危険度が高まる時期で早めに研修会を実施した」
栄養状態が良いため今年は子グマの数が増えるとみられ、早くもクマ対策が本格化しています。














