「治療ができない」医療現場もピンチ 「ナフサ」不足の影響広がる

使っては捨て、また新品を使う、診察や治療に欠かせない医療用グローブです。

取材した歯科医院では感染予防などのため、1日100枚以上消費します。原料となっているのはナフサ。現在、入荷しづらい状態が続いているといいます。

門前仲町歯科・矯正歯科 吉田有智院長
「本当これと同じ量が裏にあるだけで、メーカーにグローブ頼めますかって聞いたが、『今ちょっと用意がないです』って言われてる状態」

こうした事態を受け、高市総理は国が備蓄している医療用手袋5000万枚を放出すると表明。ただ、手袋だけではなく、消毒した器具を入れて無菌状態を保つ滅菌パックも、原料は「ナフサ」で不足気味だといいます。

門前仲町歯科・矯正歯科 吉田有智院長
「極端な事をいうと、本当にグローブが入りません。滅菌ができませんってなると、治療ができないです」

原油の不足は、航空機の燃料高騰も招いています。

全日空と日本航空は20日、国際線の航空券の「燃油サーチャージ」を5月購入分から最大で2倍ほど引き上げると発表。日本発のヨーロッパやアメリカなどを結ぶ路線では、全日空が2万4100円高い5万6000円に、日本航空が2万7000円高い5万6000円になります。

原油価格を左右するのがホルムズ海峡の状況です。