広島市で何者かに液体をかけられてけがをした被害者が、直前に現金をだまし取った疑いで逮捕された事件。男は、「1300万円を回収役に渡した」と話していて、液体をかけてきた人物については、回収役とは異なる人物という内容の供述をしていることが分りました。警察は事件に匿名・流動型犯罪グループが関わっているとみて調べています。

詐欺の疑いで逮捕・送検されたのは、大阪市西成区の職業不詳、関敦夫容疑者(69)です。警察によりますと、関容疑者は複数の人物と共謀し、SNSを使った特殊詐欺でいわゆる「受け子」として、16日に女性(57)から現金1300万円をだまし取った疑いが持たれています。

逮捕時の警察の調べに対し関容疑者は「現金を受け取ったことに間違いないが、だましたつもりはない」と供述しているということです。

関容疑者は現金を受け取った直後、何者かに劇物のトルエンを含む液体をかけられたとみられていて、顔をやけどするけがをしていました。

また、その後の警察の調べで、関容疑者は「現金1300万円を回収役に渡した」と供述しているということです。

受け取ったとされる現金1300万円は見つかっておらず、関容疑者は、回収役と液体をかけてきた人物は、別の人物であるという内容の話をしているということです。

警察は傷害事件と特殊詐欺事件の関連の有無を含め、匿名・流動型犯罪グループが関与しているとみて調べています。