ホルムズ海峡をめぐり、イラン外相は停戦期間中、「開放される」と発表しました。ただ、イラン側は、アメリカによる海上封鎖が続く場合は対抗措置を取るとしていて、駆け引きが続いてます。
アメリカ トランプ大統領
「イランがホルムズ海峡は完全に開通したと発表した。世界にとって素晴らしく、輝かしい日になるだろう」
トランプ大統領は17日、イランのアラグチ外相が停戦期間中、商船についてはホルムズ海峡の通航は開放されると表明したことについて、このように述べて歓迎しました。
その一方で、アメリカ軍によるイランの港湾への船の出入りの封鎖措置に関しては。
アメリカ トランプ大統領
「イランとの協議が100%完了し、合意文書に署名するまでは(封鎖措置を)継続する」
これに対し、イランのガリバフ国会議長は「包囲が続く限り、ホルムズ海峡が開かれたままになることはない。通航は『指定されたルート』に基づき、『イランの許可』を得て行われる」と反発しています。
こうした中、ロイター通信は先ほど、複数の石油タンカーなどによる船団がホルムズ海峡を通過したと伝えました。
これに先立ち、トランプ氏は報道陣に対し、こんなことを述べていました。
アメリカ トランプ大統領
「20分前にかなり良いニュースが入ってきた。中東のイラン情勢は非常に順調に進んでいるようだ」
なぜ、イラン側は今回、ホルムズ海峡の開放というカードを切ったのか。
慶應義塾大学政策・メディア研究科 田中浩一郎教授
「2週間の本来の停戦期限が週明けに迫っているわけだから、(米側に)延長して協議を続けることに舵を切っていいのではと思わせる材料を出した」
焦点となっているアメリカとイランの再協議。アメリカのニュースサイト「アクシオス」が、19日にも行われると伝えたほか、CNNテレビは、イラン当局者の話として20日の予定だと報じるなど、情報は錯そうしています。
議題の一つとされるイランの核開発をめぐっては、トランプ氏が、核開発計画を無期限に停止することにイランが同意したとし、「“核のゴミ”を受け取る」などと述べたのに対し、イラン側は濃縮ウランを国外に移送することはないと表明。立場には隔たりがみられます。
慶應義塾大学政策・メディア研究科 田中浩一郎教授
「ウランをどうするかということについては、アメリカとイランの言っていることには差があって、差がありすぎて、何がそもそも合意されているのかすらわからない」
来週迎える2週間の停戦期限。トランプ氏はそれまでに合意に至らなければ、「停戦は延長しないかもしれない。海上封鎖は維持され、爆弾の投下も再び始めなければならない」と発言。両国の駆け引きが続いています。
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