対応の遅れが指摘される、昨シーズンの青森市の除排雪体制についてです。
市議会全員協議会で、議員からは業者の作業の評価と市民感覚がずれているという声が相次いで上がりました。

17日の青森市議会全員協議会では、議員25人が1人10分の制限時間の中、昨年度の除排雪体制について質疑を行いました。

このなかで焦点になったのが、各工区と路線を担当した業者の作業の評価結果です。

全工区路線324のうち「良」と「可」をあわせると、全体の9割以上の312にのぼり、50点以下の「不可」は12でした。

「不可」の工区の業者については、シーズン契約の基準を上回った分の作業について料金を支払わないことになっています。

市民クラブの奈良祥孝 議員は、市営バスが通れなくなった工区・路線が「不可」と評価されていないことを疑問視しましたが、市側はバスの運休や迂回と除排雪の評価の基準は別であると回答しました。

青森市議会 市民クラブ会派 奈良祥孝 議員
「バスがすれ違えない幅員だったら、それは幅員がだめなんじゃないんですか。いろいろなの(項目)を積み上げていくから『可』や『良』になっていると聞こえる。実際に(バスが)行けないってことは、それは市民にとっては『可』ではない。それは『不可』なんだよ。そこが市と認識が違うのさ。一般市民が」

また、創青会の木村淳司 議員も、「不可」と評価された担当業者への支払額に疑問の声を上げました。

青森市議会 創青会会派 木村淳司 議員
「『不可』の11工区の平均は、当初契約の2.14倍の支払いとなっています。この結果を見ると、評定は支払額に反映されていないように見受けられます」

「不可」と評価された業者を巡っては、青森県の宮下宗一郎 知事も県が代行除雪した分の作業については補助金が支払われることに疑問を投げかけていました。

こうした点について、西秀記 市長は、市の評価と市民の認識のずれがある理由を次のように説明しました。

青森市 西秀記 市長
「まず市民の皆さまの評価は、おそらく1月20日~2月3日にかけての、まさに豪雪災害の最中の除排雪作業の遅延に対しての評価だと受け止めております。その一方で、市の評価は11月~3月までのシーズン全体での除排雪作業の評価となります」

相次ぐ指摘を受けて、市はさらなる検証を行うとしていて、その結果を4月中に県に報告をするとしています。

【写真を見る】青森市議会全員協議会(4月17日)

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