長引く中東情勢の緊迫で原油の供給不足が心配されています。漁業関係者には今後の影響を心配する声が出ています。
山口県防府市の潮彩市場にはレンチョウやタイなど地元で水揚げされた魚が並んでいました。
活気ある売り場の裏側で漁業者は危機感を抱いています。

山口県漁業協同組合吉佐統括支店 田辺寿之運営委員長
「油屋さんから油を持ってきてもらうのが難しくなっている。このまま長引いて油が入ってこなくなったら漁に出られない。最悪になる」
船の燃料に使う軽油や重油の価格は今年1月に比べて3割程度、値上がりしているということです。重油は防府市の支援事業で補助金を受けていますが、期限が今年6月末に迫っています。
影響は石油関連の資材にも及んでいます。
山口県漁業協同組合吉佐統括支店 田辺寿之運営委員長
「オイル、塗料等はなかなか入りにくくなっているのが現状で、これが今一番問題になっているとこかな」
漁船は燃費の悪化を防ぐために年に一度、船底を掃除し塗装し直します。作業に必要な塗料やシンナーは原料の「ナフサ」が原油由来のため入手困難ということです。
メンテナンスができなければ、燃費が悪化するという悪循環に陥ります。
魚を発送するときに使う発泡スチロールや包装紙、網やロープなど資材の多くが値上がりしています。
山口県漁業協同組合吉佐統括支店 田辺寿之運営委員長
「(魚の)量が取れないと赤字になる。そうなると漁に出られない、出ないという選択も必要になってくるのかなと。そうならないようにどこか支援をしてもらえればと思っています」
燃料高騰の出口が見えないなか、継続的な支援が求められます。














