先月から倒木が相次いでいる東京・世田谷区の砧公園で、きょうから東京都がAIを活用した樹木診断を試験的に始めました。

世田谷区の都立砧公園では、先月から桜やコナラなどあわせて5本の倒木が相次ぎ、1人のけが人も出ていて、現在、多くのエリアで立ち入りを制限しています。

東京都は園内の樹木5000本について、樹木医による緊急点検を進めています。点検が完了した236本のうち、57本の樹木に倒木の危険性があることが判明し、伐採を進めているほか、96本でも木の状態が悪い可能性があり、より精密な診断を行うことにしています。

記者
「樹木の周りでタブレットを使って様子を撮影しています」
 
都がきょうから試験的に始めたのは、AIを活用した樹木診断です。タブレットで撮影した画像をAIが読み込み、きのこが生えていないかなど、樹皮に現れる兆候を分析し、リスクを4段階で判定します。

東京都 公園緑地部 野口昌一 専門課長
「(従来の点検方法は)今後も継続することは大事ですが、作業の効率化、スピードアップにおいて、踏み込んだ取り組みをしなければならない」

樹木医の人員には限りがあることから、都はAIの判定を診断すべき樹木の優先順位の参考として活用したい考えです。